校友会会長挨拶

 佐賀大学は、これまで培った文、教、経、医、理、工、農等の諸分野にわたる教育研究を礎に、豊かな自然あふれる風土や諸国との交流を通して育んできた独自の文化や伝統を背景に、「魅力ある大学」「創造と継承」「教育先導大学」「研究の推進」「社会貢献」「国際貢献」「検証と改善」の7項目からなる大学憲章を宣言し活動しております。
 昨今の国立大学法人を取り巻く環境は、法人化以降、更なる効率的な大学経営が求められるという状況の中にあって、本学においては新しい教育課程の編成や学内施設の整備、さらに医学部附属病院の再整備や芸術地域デザイン学部の設置などの事業を着実に進めてきました。もちろん、今日の佐賀大学は、多くの関係者の皆様の弛みないご努力や真摯な取り組みの上にあり、こうした先人が辿ってこられた道程を忘れることなく、本学の理念でもあります「地域とともに未来へ向けて発展し続ける大学を目指して」とともに、「芸術的感性豊かな多様性に富む、グローバルな視野を持つ地(知)の拠点」を目指し、構成員一同、邁進してまいります。
 また、大学改革実行プランの公表を契機として、課題解決に向けた取り組みや本学の特色・強みをさらなる発展へと導く機能強化、地域との連携を推進するCOC(Center Of Community)機能強化の取り組みや将来構想などを大学改革の戦略としてまとめ、また、佐賀の地域に必要とされる「佐賀の大学」を目指し、併せて学生・卒業生の方に愛される「面倒見の良い大学」を実現するための指針として「佐賀大学改革プラン」を策定し、第3期中期目標・中期計画に向けた指針としながら、随時実行に移していきます。
 しかしながら、少子高齢化社会が本格的に進んでいく中で、本学のような地方に位置する一国立大学が生き残っていくためには、本学の教職員の努力は勿論のこと、関係者の皆様方のご理解とご支援が不可欠です。また、「大学とは生涯にわたって自ら学ぶ姿勢」を身に付ける場ですが、学生が学生生活において様々な活動に参加していていくためには、大学の経営資源のみでは十分に賄えない状況にあります。
 そのような中で、校友会設立後、皆様からの会費により、国際交流支援、海外派遣支援、課外活動等の支援として、これまでに1千万円を超える額を学生に給付し、また校友間交流支援事業として、ホームカミングデー等も開催することができました。この場を借りて御礼申し上げます。
 このような、学生がより良いキャンパスライフを過ごすことができるよう支え、支援していくことが佐賀大学校友会の使命であると考えています。
 今後、佐賀大学校友会は、卒業生、同窓生、教職員、在学生の保護者等に限らず佐賀大学に関係のある方々や企業・団体の皆様を含めた校友の組織づくりに取り組んでいきます。
 会員の皆様におかれましては、引き続き佐賀大学校友会事業にご理解をいただくとともに、格別のご支援を賜りますことをお願い申し上げます。

平成27年10月      
国立大学法人佐賀大学    
学長 宮 ア 耕 治