校友会会長挨拶

 佐賀大学は、1949年に旧制佐賀高等学校、佐賀師範学校、佐賀青年師範学校を母体として、佐賀県佐賀市本庄の地に創設されました。その後、県内唯一の医科大学として1976年に設置された佐賀医科大学と2003年に統合、さらに2016年には有田焼で有名な佐賀県立有田窯業大学校との統合を経て、現在の6学部(教育、芸術地域デザイン、経済、医、理工、農)、6研究科(学校教育学・地域デザイン・先進健康科学・医学系・理工学・工学系・農学)体制となり、県内に本庄・鍋島・有田の3キャンパスを有する国立総合大学として教育・研究・社会貢献活動を展開しています。
 現在は、開館6周年を経て来館者も22万人を数える佐賀大学美術館をはじめ、附属図書館や附属学校・園、特定機能病院として地域医療を支える附属病院のほか、持続可能な社会の実現に向けた研究を推進する海洋エネルギー研究センター、シンクロトロン光応用研究センターや肥前セラミック研究センターといった先端的研究施設を活用しながら、地域が抱える課題解決に取り組み、地域に必要とされる地(知)の拠点となることを目指しています。
 本学は、これまで培ってきた諸分野の教育研究資源を礎に、時代の変化に翻弄されない教養と、社会が求める専門性を習得した学生を輩出する「教育先導大学」を目指します。また、これら資源を有機的に結合させ、本学独自の教育プログラムを構築し、多様で汎用性ある人材を育成したいと考え、教職員一同、全力を尽くしていきます。
 しかしながら、少子高齢化社会が本格的に進んでいく中で、本学のような地方に位置する一国立大学が生き残っていくためには、本学の教職員の努力は勿論のこと、関係者の皆様方のご理解とご支援が不可欠です。また、「大学とは生涯にわたって自ら学ぶ姿勢」を身に付ける場ですが、学生が学生生活において様々な活動に参加していていくためには、大学の経営資源のみでは十分に賄えない状況にあります。
 そのような中で、校友会設立後、皆様からの会費により、国際交流支援、海外派遣支援、課外活動等の支援として、これまでに2千万円を超える額を学生に給付し、また校友間交流支援事業として、ホームカミングデー等も開催することができました。この場を借りて御礼申し上げます。
 このような、学生がより良いキャンパスライフを過ごすことができるよう支え、支援していくことが佐賀大学校友会の使命であると考えています。
 今後、佐賀大学校友会は、卒業生、同窓生、教職員、在学生の保護者等に限らず佐賀大学に関係のある方々や企業・団体の皆様を含めた校友の組織づくりに取り組んでいきます。
 会員の皆様におかれましては、引き続き佐賀大学校友会事業にご理解をいただくとともに、格別のご支援を賜りますことをお願い申し上げます。

令和元年10月       
国立大学法人佐賀大学    
学長 兒 玉 浩 明